11月は過労死等防止啓発月間です

厚生労働省は11月を、過労死等防止対策推進法に基づき、過労死等防止啓発月間として、全国でシンポジウムを開催しています。


電通の高橋まつりさんが過労自死したことをきっかけに、過労死防止基本法ができました。


2015年(平成27年)に初めて実施されました。
当時、私は社労士事務所をやりながら労働局労働基準部に勤務しており、労災会館という大きな会場で第1回目が開催され、多くの労働局職員が動員されていました。


あれから欠かさずシンポジウムに参加しています。年々会場は小さくなり、今では小さな一室で細細と開催されています。


なんとなく盛り上がりに欠けるかんじです。のど元過ぎればです。コロナもそんなかんじでしたし…
高橋まつりさんのお母さんはこの時期全国の会場で講演をされます。


地元企業の取り組み紹介があり、その後に過労死・過労自死の遺族の方のお話が必ずあります。その後専門家の基調講演となります。


遺族の方のお話はいつも胸が苦しくなるような内容です。
にもかかわらず、その後の基調講演は温度差がまちまちです。


当時者にとっては一生涯忘れることのできない、背負わなければならない苦しみですが、他の人にとってはブームの一つなのかもしれません…


形骸化しないためにも、毎年必ず出かけ、新聞投稿するようにしています。でもあまり書けないこともあります…やはり自分にとって当事者ごとではないのかもです。


人の悲しみに寄り添うというのは、いうほどやさしいことではありません。
そろそろやり方を変えるころかもしれません。
厚労省や労働局では、関係者からなにか話が出ているのでしょうか…



社労士myoumyoう

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