人に仕事を依頼できますか?

私は妊娠中の女性や産後の女性のための家事代行事業をやっています。
普段自分がやっている家事などを他人に頼むのは慣れないと、なかなかできないことです。


これは仕事においても同じです。


自分がやった方が早いから…といって、なんでも自分でやってしまって、仕事を抱え込んでしまっている人はいっぱいいます。


私もそうでした…


家事代行業をとおして、プライベートなご家庭の中に入って、家事や育児などを支援させていただくなかで、お客様の依頼の仕方、要望の伝え方に対し、自分ならこんなふうに言えるかな、こういう言い方があるんだ!と、感心したり、目の前の霧が晴れたような気持ちになることがあります。


やってほしいこと、やってほしくないこと、守ってほしいこと…他人に仕事を依頼するときはやり方・工夫が必要となります。


日本社会に蔓延している忖度、言わなくてもわかるはず、察すべき、あうんの呼吸、自己中心的な変な気遣い…これらは何の役にも立いません。


お客様はみなさん、伝えてくださいます。


留守電やメールなど、お客様はきちんと要件をおっしゃいます。


社労士業務では保険会社や大手企業の方などともやり取りすることがありますが、いわゆるビジネスシーンでは、日本的な慣行がまかり通っています。


メールのタイトル、留守電など、何の要件かわからないことが多く、またお電話しますといいながら、次の留守電にはややイラついた様子で、お返事がないようなので、お手数ですが、お電話くださいとあります。要件はなしです。あなただけと取引しているのではないのですよ。このような方が大手企業の看板で仕事をなさっている方の中にままいらっしゃいます。


個人として仕事をしていないとそうなります。


ふだんは自分でやっていることを人に依頼してみてください。


伝えるって、難しいですよ。察してくれないと怒りますか?忖度してくれないと不満に思いますか?


日本社会は全体的に、察してほしい、わかってほしい、気遣ってほしい、忖度してほしい、といった甘えん坊ちゃん社会です。


2歳ぐらいのこどもでも、○○ちゃん、何々しないの!何々するの!って伝えますよ。
大人なんだから人への依頼は、しっかりやりましょう。


自分でやったほうが早いには限度があります。

社労士myoumyoう

社労士myoumyouうがワーキングマザーのための情報提供をしています。

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