そもそも「出産費用」はなぜ保険適用ではないのか

少子化対策をめぐり、政府は、出産費用の保険適用の導入を検討する方針で、31日まとめる具体策のたたき台に盛り込む方向で最終調整を進めています。(NHkニュース)

3月に入り、出産費用の保険適用導入というニュースをちらほら聞くが、そもそも、なぜ出産費用は保険適用ではないのか。


帝王切開など、いわゆる異常分娩は保険適用だが、正常分娩は保険適用がない。出産一時金という別枠のお金が支給される。これについては、金額がアップすることが決まっている。


医療に関わるもので保険適用ではないものといえば、美容に関するものが代表である。これは治療ではないからである。分娩に関しても、病気でもなくケガでもないからというのが保険適用外の理由である。西洋医学の考え方がベースにある。一方、東洋医学では、病気の捉え方自体に違いがあり、未病(検査値に異常はない、病気には至っていないが健康ともいえない状態)という考え方をとっており、分娩については大けがと捉え、1か月ほどは絶対安静、寝たきりで養生すべし!との考えである。保険適用あって当然である。美容整形とは違う。

少子化対策というが、そもそもの考え方を見直すべしと思う。


出産一時金のこれまでについては厚労省が記録を公表している。

出産一時金について


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