2023.07.26 07:55借金は返せばいいというものではない…?2年に一度の成年後見更新研修を丸一日受講してきました。何十件も受任している司法書士・社労士の方々のお話は本当に勉強になります。更新研修に限らず、成年後見で問題となるのは被後見人の借金です。借りたものは返す。道徳の時間に習いましたし、親からも言い聞かせられています。(だからこそ、返さなくて済んでいる企業や金融機関に対し憮然としながらも、しかし、よくわからないので強く抗議もできないのです…)真面目な人は自分が受任したときに、本人の借金を返そうとします。ところが、このことが問題になるのです。講師の方々は口をそろえて言います。病院や施設などのお金は別として(不義理はあとあと不利益を被るためか?)、その他の消費者金融やクレジットなどは、知らん顔してればいいと…もしかして時効になってるかもしれないし、寝た子を起こすな!と…以前、ある成年後見人が債権者みなに返しますというような通知をしたことで、本人に不利益となり、問題となったそうだ。自分一人で抱え込まないで他の後見人に相談すること!と強調されていました、講師の方は。確かに。私も受任したとき、生活保護の人で借金もあったようですが、幸い借金は前の施設の担当の人が対応してくれていて、なんと弁護士はあきらめたとのことで助かったが、自分が対応しなければいけなかったら果してちゃんとできたか…真面目に支払い計画なんぞ立てたかも…なんか不義理な話に思えるが、民法を勉強すれば納得できることである。福祉系の人や医療系の人はお金のことに疎いというか、やはり真面目な人が多く、道徳で物事を考えるようであるが、資本主義経済の下では、法律をまなぶとともに、ナニワ金融道あたりも読んでおくのがいいかもしれない…著者の青木雄二氏は何年も前に亡くなっているが、金融に関する書籍も多く、マンガの内容を真似て犯罪を犯す不埒者がいるほどである。マンガナニワ金融道では、借金を返さない人は人間以下の扱いを受けている。しかし、それでも銀行や企業はカネを返さないで平然としている。道徳の問題ではない。成年後見人の中には、国保の保険料滞納分を行政に減額させたと豪語するツワモノもいた…本人の利益となることをするのが後見人である。借金は返せばいいというものではない。勉強あるのみ!社労士myoumyoう社労士myoumyouうがワーキングマザーのための情報提供をしています。フォロー2023.07.26 08:15介護保険はポケット版でもいいから最新版を買ってチェックすべし2023.07.26 07:26働く女性は最多ですが両立はできてません!0コメント1000 / 1000投稿
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