出産直後の女性が家事をするのが当たり前なのは日本だけ

アマゾンの原住民であるカヤポ族のことを書いた本を読みました。


カヤポ族のあかちゃんは、生まれてから3か月間はお母さんが肌身離さず抱きかかえて世話をします。その間お母さんは家事はせず、おっぱいをあげたり、赤ちゃんをあやすなど育児だけに時間を使います。お母さんがやっていた家事は、おばあさんや家族が引き受けてやります。


カヤポ族は原始的な暮らしをしています。お金を使わない、すべてを自分たちでまかなう生活です。
日本も大昔はそうでした。100年ぐらいまではそうでした。今は先進国のトップをいく国です。経済が発展してみなが豊かになったら、女性は出産直後から育児に加えて家事労働をしなければなくなりました。
なんだか腑に落ちない話です。


病院で出産するのは近代的です。欧米諸国に倣って数日で退院するのも近代的です。家に帰ってきた途端誰からも援助を受けず、というか、同居しているパートナーのお世話も加わり、絶対安静の時期にもかかわらず、重労働が始まります。これは原始的ではないのは明確ですが、では、なんでしょうか。


謎です。


この謎を解くには研究が必要です。
どこからはじめたらいいのか、この研究…
出産後の女性を助ける家事サービス、あたかも画期的なことのように思われるけれども、出産後の女性に絶対安静が必要なのは太古より自明なこと。それを先進国日本で当たり前とするには。
要努力。



社労士myoumyoう

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