お金がなくても死なない。当り前じゃないの!

現代人には不人気の農業。後継者不足に悩む農業界。過疎化が進む全国の市町村。一方で都会から田舎に移住する人も一定数います。


彼らの多くは農業に携わっています。とはいえ、農業で自活するのは難しいため、他の仕事と並行して行っています。農業となんらかのかかわりを持っているようです。


どういう形であるにせよ、農業と関わる生活はいいなと思います。


農業といえども経済活動ですから金銭とは切り離せません。でも、金銭にならない部分もあり、そういうところと経済の関係を自分なりに学ぶというのもありです。


私の実家は小さな農家でした。子どもだった昭和40年後半から50年代はすでに食事の欧米化がすすみ、日本では減反政策が採られていました。というと、自然の流れのように思うかもしれませんが、そんなわけありませんよ(笑)私が小学生だった頃は給食は食パンでした。ごはんは週に1回だけでした。小学生の人気投票でパンが多かったからこうなったんじゃないですよ(笑)


私はアメリカ合衆国にもアメリカ人にも恨みはありませんし、アメリカを嫌いでもありません。でも小麦粉や牛乳(脱脂粉乳は幸い飲まずにすみました)、果物や肉を押し付けてくるアメリカ政府(や、その背景にいるアメリカ人)と、自国の人間の食を真剣に考えない日本の政治家などはイヤだなと思います。


日本の農業は小規模でおかみ頼みとか言われていますが、なら大規模で選挙の票を脅しに使って自分たちの利益を通そうとするアメリカの農家がナイスですばらしく、それを真似したらいいのでしょうか?


日本人であれ、アメリカ人であれ、安全な食料を自分たちの理解できる範囲で食べたいと思っているのではないでしょうか。


大規模農業による安価・廉価な食品は一時的にはありがたいかもしれませんが、長い目で見ると全然ありがたくないです。


農作物は市場に出ていないものが大量にあります。経済のモノサシでは測れない生き物のモノサシがあります。人間のモノサシがあります。


働き方は実は昔から、はるか昔から多様です。多様性はいまどきの流行りではないのです。目の前に食べ物があるのに経済的な理由で飢え死になどしなくていいのです。


食べる物はいっぱいある。お金のあるなしに関わらずにね。


お金はとっても大事。でも食べることは同じくらい大事。


たねからは実ができる。
たねは誰かの所有物ではない。だから、種を拾って実を得ることは不法ではないの。


お金がなくても死なない。
当り前じゃないの!



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