上司による冠婚葬祭、歓送迎会費用の徴収は職場組織の濫用です

友人から職場での冠婚葬祭、歓送迎会の費用があまりに大きく、正直非常に苦しいとの相談を受けた。上司が徴収するらしく、断りにくいとのこと。何度か転職しているが、どの職場にもあることで、そのこと自体をどうこう言うつもりはないが、今度の新しい職場は金額がこれまでになく大きいため、疑問に思うとのこと。


この相談に対する解答はなかなかでなかった。問題の本質がわからなかったのである。


強制ではないので、断るという選択肢はある。しかし、それでは居心地が悪くなるのです。
個人の問題として処理するのは本人にとってリスクが大きいです。

これは個人の問題ではなく、組織の問題であると気付き、解決の糸口が見えてきました。友人だけでなく、他の社員もおそらく金銭的に苦しく負担に感じているだろうことは想像できます。


上司による徴収。これ、職場組織の濫用です。個人で香典を出したり、お葬式に参列したり、結婚や出産のお祝いをすることは、個人の問題であり、組織として社員の交友関係をとやかくいうものではありません。

しかし、上司の徴収となれば、強制ではないにしろ、個人の自由はありません。暗黙の強制です。職場組織の濫用は就業規則の服務規定に反します。たとえ就業規則がなくても、常識的に服務規定に反します。


この組織利用、日本の会社ではとても日常的に行われているので、改善はしにくいのですが、ここ10~20年ぐらいは自然消滅しているかもしれません…ただ、一方で、裏の組織利用はSNSなどを介してひどくなっているかもです…
友人には、「他の社員と一緒に」、上司に直談判することをすすめました。

社労士myoumyoう

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